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2025年 4月 30日 頑張れ部活生!部活動との両立について
半袖でもいい日がたまに出てきました。僕が暑がりなだけでしょうか。
この時期高3生は部活の引退が近づいてきて、本格的に試合に向けて頑張っている生徒もちらほら自分の生徒にも見受けられます。
初対面の生徒に「なんのスポーツしてそう?」と聞くとだいたいサッカーかバスケって言われますが、この2つは球技の中で特に苦手な2種目です実は。
私はもともと中学ゴルフ部(珍しいですよね…)、高校では陸上部に所属していました。
文武両道と言えるほど勉強では思うような結果を出せず、部でも大した結果を出せなかったのでなんとも言えないですが、なんだかんだタイムはかなり伸ばしましたし、本命には届かなかったものの元の成績を考えれば勉強もやりきれた部類だと思っています。本当におこがましいですがちょっと文武両道かもしれません。
そこで本日は僭越ながら部活動との両立について、両立が上手くいく人の特徴を混じえながらお話していきます。
私が受験生時代と助手1年目を経て感じた部活との両立で上手くいく人の特徴は、ズバリ「周りに差がつけられている自覚がある人」(=焦燥感を抱えられる人) だと私は感じています。
ちなみに私は部活生が有利だとか不利だとかはないと思っていて、私が部活に所属していなかったとしても第1志望校には受かっていなかったですし、極端に忙しすぎる部活でない限り受験勉強に影響を及ぼすことはないと思っています。当然周りとの差を意識できている人に限りますが。
部活に注ぐ時間を鑑みて、限られた時間で自分が成績を伸ばすために何をしなければいけないのかをしっかり把握している人ほどしっかり結果を出していると私は感じました。逆に部活に所属していなくても、ただ闇雲に参考書を回すだけとか、やるべき優先順位を立てずに勉強をしているだけでは成績は伸びません。
実際私の実体験になりますが、部活に打ち込んでいた高2の頃は東進に来るのが19時をすぎることもあり、休日も大会で周りほど勉強に費やせない日も多々ありました。元の成績がとんでもなく悪かったその頃の私はかなり焦っていて、周りより遅い時間に自習室に来ては既に勉強に打ち込むライバルたちを見てなにくそと闘志を燃やして勉強を頑張ったものです。物理も英語も爆速で全範囲を終わらし得意科目に仕上げました。
しかしながら高3の受験直前期の頃になると、あれだけ抱えていた焦燥感や燃やした闘志はどこへ。自分が部活生であり周りと差がついていた過去を忘れ、周りと同じ受験生として同じ土俵にたっているものだと思い込んでいました。この頃になると丸一日勉強に注げる日が増え、優先順位をつけることすら疎かになり、目的をもたず闇雲に日々の勉強をこなす日々が出てきました。こうなると成績はなかなか伸びてくれません。
そう、受験生にとって大事な燃料は焦燥感なんです。勉強のモチベーションの源は焦燥感でしたし、優先順位をつけようと意気込むきっかけになったのは焦燥感でした。
周りとの差を意識して焦燥感を抱いていれば、ただ闇雲に全範囲網羅的に勉強をして、何も考えることなくただ課された勉強をするだけの時間がいかにもったいないのか気づけるはずです。
部活生は焦燥感をもって勉強に取り組むべきですし、部活に所属していない生徒も部活生の追い上げには気をつけてここでも焦燥感をもって勉強を取り組んでみてはいかがでしょうか。