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2024年 6月 23日 大学生活について
こんにちは。東進ハイスクール横浜校担任助手の楢山です。
三年生の4分の1が終わり、そろそろ自分の将来について考えなくてはいけない時期に差し掛かってきました。
この前大学の入学式に出たような気もするのですが、年月がすぎるのは早いものですね。
一瞬一瞬後悔することないように決断、行動してほしいなと思います。
さて今回は私が大学で何をやっているのか教えてほしいとのことなので講義内容、やっていることを中心に、これからの進路選択のヒントにできるような話がしたいと思います。
私は現在明治大学の情報コミュニケーション学部というところに通っています。
何をしているのか、皆さんは検討つきますか?
大体の人がわからない、もしくは理系の学部でプログラミングとかやってるんじゃないの?というと思います。
残念ながらそうではないです。ちなみにド文系です。
では何をしているのか。端的にいうと「何でも屋」というのが一番しっくりきます。
経済、法、マーケティング、超域文化論、プログラミングetc…なんでもできるんですね。
なぜかというと「情報」に着目しているからです。
情報とはなんなのでしょうか?
情報とは文字に意味を持たせたものです。1という数字があった時、これがそのままではただの数字です。
ただ、イベントに参加した人数です。と説明が入るだけで意味を持って情報に変わるんです。
世の中に情報はありふれていて、経済学なんて数字に意味を持たせて学ぶ学問ですよね。
情報コミュニケーション学部はそんな情報に対して使い方や発展の過程を学んでいくことによって、新しいものを創造しようという学部です。
なので幅広い学問が学べて友達と全く違うことを学んでいることも珍しくありません。
では私は何を学んでいるのかというと、メディア論を中心に学んでいます。
高校生の時からメディア(主に出版とテレビ)に興味を持っていた私は、紙の時代からメディア文化がどのように発展しこれからの社会にはどのようなメディアの形が相応しいのかを今学んでいます。
具体例を出してみましょう。
現在テレビの時代は終焉を迎えたと言っても過言じゃなほど、テレビ会社は全盛期の人気からは程遠い姿になってしましました。
これはスマートフォンが普及したからという要因と東日本大震災が起こったからと教授は言います。
前者はわかりますよね。現在中学生でもみんなスマホ持ってますから。
私は初め後者にピンときませんでした。東日本大震災は確かに大災害で多くの影響を受けました。
ただそれが何故テレビの衰退につながるのか。
教授は言いました。東日本大震災の後にずっと流れていたCMを知っているかと。
確かにあの時ずっと流れていたのは公益社団法人ACジャパンのCMでした。あいさつの魔法と調べたら出てきます。
一般企業のCMは流れずACジャパンしか流れない。
また放射能について全く報道しない時期もあったそうです。それは情報管制によって箝口令が敷かれていたからです。
ここからわかることは何か。
日本は災害時には社会主義になれるということです。
箝口令が敷けるということは報道の自由が保障されていないということです。
それはつまりテレビ局というのは事実が報道できなくなる可能性があるということです。
結構まずくないですか?信頼できなくなってしましますよね。
ここから信頼をどんどん無くしていったテレビ局はその年に上陸してきたNetFlixなどのVoD配信に取って代わられていきます。
この先の話は興味があったら自分で学んでみてください。
こんな感じでメディアが何故衰退して何故繁栄していくのか、色々な角度から見ていくんですね。楽しいですよ。
私はそれだけではなく、行動経済学やマーケティング学を用いて自分の興味がある出版社、テレビ局がこれからどんな施策が必要なのかも含めて考えています。
これは色々な授業があるからこそできる情コミュならではの勉強かと思います。
色々なことに興味がある人、何を勉強したいかわからない人にはとってもいい学部かと思います。
他大学だと早稲田大学の文化構想や青山学院大学の総合文化政策なども同じような学部かと思います。
その大学それぞれの特色など調べて志望してくれたら嬉しいなと思います!
明日は小沢先生です!