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2020年 5月 29日 「合格した自分」を想像しよう!
こんにちは!早稲田大学文化構想学部3年の磯部です。
先週、朝ドラで早稲田大学の応援歌である「紺碧の空」がテーマとして扱われていましたね。
この歌は受験生時代から勉強のモチベーション向上のために聞いていて、大学に入ってすぐの早慶戦で歌った時の感動は今でも忘れません。
今回のドラマを観てさらにこの「紺碧の空」への思い入れが強くなりました。
早稲田大学志望の人はぜひ一度聞いてみてください!
受験生の皆さんは今、共通テストへの対策を進めつつ、二次・私大で、どこの大学・学部を受験しようか色々と考えているかと思います。
受験前に自分の将来と真剣に向き合える最後の機会といってもいいでしょう。
後悔のないよう、じっくり検討してみてください。
さて、今日の僕は、受験生の皆さんに向けて、夏までに意識してほしいことについてお話したいと思います!
「夏までに」といいましたが、夏までの学習について考えるときに、まず最初に意識してほしいことはこのことです↓
それは「受験を終えた時にどうなっていたいか?」ということです。
ここで掲載した例は昨年、僕が担当した生徒で見事第一志望合格を勝ち取り、そして今は担任助手として後輩の指導に当たってくれている奥先生と天野先生です。
第一志望合格、これが多くの人の目標だと思います。
皆さんのように勉強に打ち込んでいると、たまにこの目標(あくまでも人生の上では中間目標ですが)を見失っていしまい、何のために頑張っているのかわからなくなってしまうこともあるかと思います。
なので、ここでもう一度、立ち止まって考えてみましょう。
受験を終えた時にどうなっていたいですか?
この問いに対して思い浮かべたことはこの先勉強で悩んだり苦しんだりしたときに自分を支える軸となるでしょう。
「絶対俺は合格するんだ!」「絶対私は合格して後輩の前で合格報告会をするんだ!」
そんな決意は意外にも自分の努力量を引き上げる原動力となります。
さて、ではこの問いに対する答えを皆さんが持ったことを前提にこの先進めていきます。
我々スタッフはこれまで多くの受験生と伴走し、数々の試練に向き合う姿を間近で見てきました。
その中で私が今受験生の皆さんに伝えたいのは
「受験に後悔を残してほしくない」ということです。
受験の結果は必ずしも先ほど思い浮かべてもらった理想のものと一致するとは限りません。
受験生全体の第一志望合格率は10%といわれています。
つまり、10人中9人が涙を飲んで、自分の思い描いていた姿と違う現実と向き合うことになります。
その時、受験に後悔が有るか無いかでその後の心持が大きく変わってきます。
もし仮に第一志望に合格できなかったとしても、そこまでに歩んできた努力の道のりに悔いがなく、「やり切った」状態であったらどうでしょうか?
おそらく、目標は達成できなかったが、過去の自分の努力を自信にし、胸を張って自分が合格を手にした他の大学・学部に進学できるはずです。
後悔が残った場合の例はあえて挙げません。
みなさんもぜひ「どうせやるならやり切って終わろう!」
そんな気持ちでこれからの日々を過ごしてほしいと思います。
しかし、どんなに素晴らしい意気込みでいたところで行動しなければ現状は変わりません。
後悔を残さない受験をするために、皆さんはどうしたらいいのでしょうか?
今回はその手段の1つで、昨年も奥先生や天野先生など自分が担当した生徒に伝えたことを紹介します。
それは
合格から逆算した計画を立てる
ということです。
言い方を変えれば、
その通りに勉強を進めていけば合格できるような計画を立てる
ということです。
毎年「勉強の内容はその日に決めます。」「予定は立てずにやりたいことをやります。」と、予定を立てない生徒がいます。
確かに彼/彼女らはこの時期までの学習はうまくいったかもしれません。
しかしこれから夏にかけて、受験生は
受講・これまでの受講の復習・共通テスト対策・第1~8志望の過去問・学校の課題・高速基礎マスター、、、といったように、やるべきことが多くなり、複雑化します。
こうなると、予定を立てずに学習してきた子はどうなるでしょう?
そう、どこかに学習の「穴」が出来てしまうのです。
それは「滑り止め」の過去問かもしれないし、受講の復習かもしれません。
しかし多忙となった受験生はどこの学習が疎かになっているか、ほとんど気づきません。
そしてそれに初めて気づくのは受験の結果が出た後、自らの学習を振り返ったときです。
「あの時もっと過去問をやっていれば、、、」「もっと早くから本気モードになっていれば、、、」
その気づきは受験の後悔につながり、一生思い悩むこととなる「腫瘍」になってしまうかもしれません。
僕は早慶志望の生徒を担当する身として皆さんにそのような後悔をしてほしくありません。
だから計画をたてて学習しようといっているのです!
といってもだた予定を立てなさい!と指示だけするのは、批判だけして具体的な解決策を示さない評論家と一緒です。
ここから皆さんに具体的な予定の立て方を紹介します。
①夏までに到達したいレベルと、それを達成するために必要な学習内容を科目ごとに書き出す。
②それを月ごとに振り分ける。
③月ごとに分けた予定を週の予定に落とし込む。
④それを週間予定シートや手帳を使って、週の初めに1週間いつ、何をやるのか決める。
このような流れです。
予定を大きな視点から小さな視点に落とし込んでいくことにより、自分に必要な勉強量が目で見えるようになります。
そうすると1日何時間勉強しなくてはいけないのか、朝は何時に起きなければならないのか、生活の隅々の行動に目的が生まれます。
計画を立てて学習することにより、勉強の効率はあがり、安定した生活習慣を保てるようになり、日々の学習の目的が明確になり、、、というように一石何鳥にもなる効果があります。
そしてその計画を本番まで守って学習するよう努力したことが本番で、「あれだけやったんだから大丈夫」という自信にも繋がります。
なので、悪いことはいいません。
月間や週間の予定を立てて、計画的に受験勉強をしてみませんか?
もちろん、1人だとしっかりした予定が立てられるか不安な人も多いと思います。
その時は担任や担任助手に相談してください!
磯部が担当する生徒は6月の合格指導面談で一緒に今後の予定を立て、普段の学習の進捗は小倉先生、奥先生、天野先生が管理・サポートしますが、他の担任の先生も同様のことをしてくれます!
スタッフはみんな受験を乗り越えた先輩です!
積極的に活用してください。
みなさんが思い描いた「受験が終わった後の姿」が見事現実のものとなり、立派な人財候補生として羽ばたいていくことを願っています。
この夏の学習を充実したものにしませんか?
(↑奥先生の合格報告会です。みんなにも来年登壇してほしい!)
僕からは以上です。明日のブログ担当は現役東大生、留岡先生です!