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2020年 1月 28日 この直前期をどう過ごすか

こんにちは!

早稲田大学文化構想学部2年の磯部太一です。

受けている都市論の授業の課題で、メイド喫茶について期末レポートを書くこととなり、文構の独特さを身をもって感じています。

さて、今日は受験生への激励メッセージを送りたいと思います!(長くなったらすみません。)

最初に伝えたいことはこれです。

やり切ればそれでよし。

 

受験とは残酷なものです。合格最低点を一点でも上回っていれば合格、下回っていたら不合格、皆さんの熱い志望校への思いなど、一般入試では何の評価もされません。

このことが直前期である皆さんの心を不安にさせていると思います。「こんなに過去問をやっているのに、どうして点が伸びないんだろう…」「やらなくてはいけないことはいっぱいあるのに本番までに終わる気がしない…」

努力が報われない可能性があるって怖いですよね、僕もはるか昔の受験生時代には赤本の合格最低点と自分と点を見比べ、恐れ戦き、震えていました。

時には「なぜ自分は今こんなに頑張っているんだろう」と哲学的な方向へ行ってしまう人もいるかと思います。

他の事もそうかもしれませんが、悩みというのは考え始めると、どんどん深くなっていきますよね。

そこで悩める受験生であった僕は、そのお悩みループから脱却すべく、こんなことを考えました。

受験の結果は運命だ。今できることは残された時間に後悔を残さないよう、やりきるだけ。

つまり、未来の入試の結果を空想し、気持ちを揺さぶれるなんて、もったいない!目の前のやるべき事をちゃんとこなせば、どんな結果であれ、自分はそれに後悔する事がないだろう。ということです。

実は僕が今通っている文化構想学部は、受験期の第一志望ではありません。第一志望の学部は力及ばず、不合格でした。しかし、不合格を知った時、不思議と悲しみや悔しさはあまり湧いてきませんでした。むしろ、「こんだけやってもダメだったか、なら文化構想学部が自分が行くべき学部なんだな。」と前向きに現実と向き合えたのを覚えていますし、だから今もグレずに大学に楽しく通っています。

直前期にやるべきことを明確化し、しっかり予定を立てて、「これだけやれば悔いはない!」と日々の勉強をしながら感じられれば、入試の結果への不安なんて感じる暇はなくなるはずです。

第一志望に行けなくても、人生が終わるわけではありません。

まだまだ残りは60~80年くらいあります。

受験をやりきる

単純でありがちな言葉ですが、僕はどこの大学に合格したか、より、受験をやりきれたかどうかが、その後の人生で大切になると思います。

よく考えてみてください。

こんなにひとつの目標に向かって努力することなんて、残りの人生であと何回あるでしょうか。

目標は達成できなくても、それをめざし、がむしゃらに頑張った経験、というのは受験を頑張りぬいた人にしか出来ない貴重なものです。

希望とは違う大学に行くことになっても、それが運命です。そこでグレる必要はありません。むしろ、自分が頑張りぬいた結果、そこにいるのだ、と前向きに捉えるべきです。そして、自らの努力で得た、最高の学び舎で、受験期の経験を活かして、将来に向かい再び努力すれば良いのです。そしたらテキトーに受験をやったけどなんか行きたいところに受かった、といって遊び呆けている大学生なんかは軽く超えることが出来ますよ。

今、受験生のみなさんがやるべきことは、本番やりきることの出来る準備です。受験を振り返った時に、後悔しないような生活はできていますか?

もし、予定を立てる上で困ったり、不安で不安でしょうがなくなったりしたら、いつでも担任や担任助手に相談してください。彼らは受験期に成功も失敗も沢山した上で、大学生として、受験の先輩として皆さんを見守っています。1人で悩むより、そういった人達と話すだけでも何か打開策が見つかるかもしれません。

 

さてだいぶ長くなってしまいましたが、僕が伝えたかったことはただ1つ

やりきれればそれでよし

皆さんが残りの受験生としての時間、そして本番を悔いなく戦い抜き、4月に笑顔でそして前向きに進学先の大学の門をくぐることを楽しみにしています。

皆さんにとって、大学受験が、これまでで最高の人生経験になりますように。