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2021年 11月 10日 さあさあ切り替え切り替え
こんにちは!法政大学理工学部の阿部拓巳です!
全国統一高校生テストお疲れ様でした。
結果はどうであれ、現時点での自分の弱点の分析・その改善のための行動をするということが重要です。
一喜一憂するのはその辺にして、さあ切り替え切り替え。
なぜこんなに切り替えろとうるさいかというと、11月21日に記述形式の模試が迫っているからです。
その名も、早慶上理・難関国公立模試と全国有名国公私大模試ですね。
自分の志望する大学によっては、「形式が全部マークだから」と言って蔑ろにしている生徒も少なくないのではと思います。
実際、自分もマーク形式でも受験がほとんどだったのでそう思っていました。
でも今になって思うことがあるんです。
「マークだから解けてるっていう状態非常に危険じゃないか。」
マーク形式で求められるのは、作問者の意図を汲み取り、流れに乗って解いていく力ですよね。
でも記述は自分の考えを文字に起こし、採点者に伝わるように書く必要があります。
だからこそ、しっかり書くことができて解答を作ることができるという状態は、人に物事を教えることができる状態だと解釈することも可能ではないでしょうか。
昔、アインシュタインはこのようなことを言いました。
「6歳児に説明することができなければ、理解したとは言えない。」
これが言わんとしていることというのは、結局しっかりとその物事を理解しているのであれば容易に説明ができるはずであり、ちゃんと説明をすることができないのであれば知識は曖昧なのだよということ。
これは脳科学的にも言われていることで、しっかりと理解をしている状態というのは、思い出すための神経回路が強く、正しく整理されている状態なんだとか。
しっかりと学習したことが脳に定着しているのであれば、それらを思い出し、紐付けする神経回路は強くなっているはずです。
それをできないということはまだまだ定着度が低い可能性があるということです。
もう一度聞きますよ。
マーク形式の大学を多く受けるからといって、記述形式の模試を蔑ろにするのは危険ではないですか。
真の定着度を測る試験として活用してみてはいかがでしょうか。
まあとは言っても、実際にマーク形式の大学しか受験しない受験生もいますよね。
そんな方は、本番直前期の切り替えに活かしてみるといいと思います。
共通テストレベルと2次・私大レベルには大きく差がありますよね。
でも実際は、その難易度のギャップを2週間とちょっとくらいの期間で埋めなければならない。
これって結構大変な作業なんです。
いかにして共通テストレベルに対応するために調整していた学力をリハビリして2次私大レベルに戻すか。
それを練習するのも一個の戦略ではないでしょうか。
どのような使い方をするのは皆さん次第ですが、2つ紹介してみました。
残りの模試も少なくなってきています。
一回一回を大切に、一緒に頑張ろう。
明日は飯島先生です!